プロ野球いろいろ速報

緑の芝生の上を歯を食いしばって走る。松井稼が勢いよく捕球し、本塁に投げ返した。だが、送球はもう一伸び足りない。中堅で天を
仰いだ。球界屈指の遊撃手だった３９歳が悪戦苦闘している。昨季途中、チームの起用方針で外野に転向した。ゴールデングラブ賞に４度も
輝き、大リーグも経験した名手。コンバートを惜しむ声もあったが、「チームの方針やから」と本人はきっぱりと受け入れた。
キャンプ初日を終えて「（体が）ばりばり」と漏らしたが、野球センスと高い身体能力は健在。外野手としての打球判断や背走には
慣れ始めている。最大の課題はスローイングだ。
長く内野を守っていたから、スナップスローが体に染みついている。「大きく投げようと去年からやってるけど、ひじが全然あがらん」。
肩の弱さを補うために勢いに乗って捕球するが、送球にうまく力が伝わらないようだ。
「捕る手前で緩めるのか、何か（コツが）あんねんな」。そして、野球少年のような笑顔で続けた。「練習しかないやん」＝久米島（小俣勇貴）
ソース（朝日新聞）　http://digital.asahi.com/articles/ASH245WNPH24UTQP00T.html

まさかのセンター稼頭央