2016年07月12日 | プロ野球いろいろ速報

鳥谷よ“満塁凡退の屈辱”忘れるな！阪神・金本監督は外す気なし

2016.07.12.Tue.21:05

1: 名無しさん@野球好き＼(^o^)／ 2016/07/12(火)07:33:22 ID:bgH

“無死満塁の屈辱”を忘れるな！　阪神は11日、12日のヤクルト戦（長野）を前に甲子園で指名練習を行い、金本知憲監督（48）も異例の参加。
若手を熱血指導したが、残り58試合へ向けて尻をたたいたのは、練習参加組ではなく、鳥谷敬内野手（35）ら主力組に対してだ。代わりはいないと期待するからこそ、9日の広島戦で無死満塁を逃した主将に強く奮起を促した。

プライドに賭ける。意地に期待する。3連敗で借金12、首位広島に15.5ゲーム差と沈む虎を引き上げるのは、誰なのか－。ここで必死に汗を流す若虎たちではないはずだ。一塁ベンチに腰を下ろした金本監督が、厳しい表情で鳥谷ら主力へ“メッセージ”を送った。

「若手は自分のことで必死だろ。技術が足りないだけ。そういう面で、あすの試合どうこう言うのは、主力だから。西岡とか鳥谷とかゴメス。この3人。孝介（福留）は（状態が）いいから。この3人あっての若手で、機能するわけだから」

最高気温34度となった灼熱の甲子園で午前10時からおよそ100分行われた投打の指名練習。開幕直後のナイター練習（3月28日、神宮）を除けば、野手の指名練習は4日（神宮外苑）に続き2度目。指揮官自ら姿を見せるのは初めてだった。

強い危機感とともに江越らを指導。ただ、成長に時間がかかるのは覚悟の上。だからこそ言葉の矛先は自然と、“あのプレー”へと向いた。

「（打たないと）景気づかないよ、そりゃ。ノーアウト満塁で…。せっかく若手がヒットエンドランを決めて、四球で。それをかえす1、2番がね。だから、それがしっかりしないとダメだってことよ。あの2人がどう思ったかよね。あの試合で。どう感じたか」

9日の広島戦（甲子園）の二回。北條がエンドランを決めて無死一、三塁から、岡崎の先制打、能見の四球で無死満塁。1番に回ったが…。西岡は三ゴロ。続く鳥谷は遊飛で追加点なし。逆転負け後「（敗因は）誰がどうみても。併殺崩れでも2点入るわけだから」と1、2番を糾弾した。

若手が作ったチャンスをつぶした屈辱の場面を、どう感じたのか－。特に開幕から不振の鳥谷は、いまだ打率.231と上向く兆しがない。

5月11日の巨人戦（甲子園）の七回無死満塁でも、原口の押し出しで2点差に迫った直後に投ゴロ併殺。技術のない若手ならともかく、経験豊富な主将が考え得る最悪の結果では…。すっかり“満塁恐怖症”となっているチームだが、原因は中心選手が、中身のない凡打を見せるからだ。

660試合連続フルイニング出場中の鳥谷だが、金本監督は常々「記録のことはまったく考えていない。遊撃は鳥谷しかいないから使っている」と話す。
主将であり「お前が変わらないとチームは変わらない」とまで伝えた超変革の肝だ。だからこそ、ここまでの悔しい日々を、残り58試合にぶつけてほしい。

前半戦最後の2試合。5位ヤクルトに連勝なら最下位脱出だが「まったく意識していない。相手がどうとか、相手が何位とかまったく関係ない。まずは自分たちの野球をできるようにしないと」と力を込めた。自分たちの野球。それは鳥谷であり、主力が、本来の力を出すことに尽きる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160712-00000008-sanspo-base